札幌市内の動物病院(犬・猫・その他動物)

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内科症例のコラム

免疫介在性溶血性貧血(IMHA)について

■ 症状

免疫介在性溶血性貧血(IMHA)は、自身の免疫が赤血球を壊してしまう病気で、急激に貧血が進行することがあります。

・元気がない
・食欲不振
・呼吸が荒い
・歯ぐきが白い・黄色い
・尿の色が濃い(赤色〜茶色)

などがみられます。

■ 治療

治療は、免疫の働きを抑える免疫抑制療法が中心となります。

ステロイドや各種免疫抑制剤に加え、症例によっては免疫グロブリン製剤(ガンマガード)を使用し、免疫の異常な働きを抑える治療を行います。


また、状態によっては輸血による支持療法が必要となることもあります。

さらに、血栓症やステロイド使用による胃潰瘍などの合併症にも注意が必要で、全身状態をみながら慎重に管理することが重要です。

■ 予後

IMHAは重篤な疾患であり、特に治療開始後の初期が非常に重要な時期となります。

診断や治療法の進歩により生存率は改善してきていますが、現在でも約30〜40%の死亡率が報告されている病気です。

一方で、この時期を乗り越えることができれば、その後安定して生活できる症例も多くみられます。

ただし、再発や合併症のリスクもあるため、継続的な管理と定期的な検査が重要です。

■ 実際の症例

当院で治療を行った症例では、重度の貧血を呈しており、免疫グロブリン製剤の投与と輸血を実施しました。
一時は治療の継続が難しい可能性も考慮されるほど状態が悪化しましたが、集中的な治療により回復し、現在は良好に改善しています。

IMHAは早期の対応が予後を大きく左右する病気です。
「急に元気がなくなった」「歯ぐきの色がいつもと違う」などの変化がある場合は、早めの受診をおすすめします。

札幌市白石区北郷2条13-3-20
札幌総合動物病院きたごう院
獣医師 森文彦

011-872-7171
受付時間:10:00〜20:00
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